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旅の記憶



「脳」というのは本当によくできたものだ。
膨大な量の情報を記憶することができて、それを必要な時に瞬時に呼び出すことができる。
もっとも、私はそんな素晴らしい機能をほぼ活用していないけれど...。

時には高価なコンピューターでもできないことをやってのけてしまう...
そんな計り知れないメカニズムを持っている脳だけれども、少なからず弱点はある。
そのひとつが、「記憶は永遠ではない」ということだ。

いくつかの記憶は、自分の意志とは関係なく、いつの間にか自然と消去されてしまう。
消えていくものが必要のないことだったり、思い出したくもないことならいいのだけれど...
むしろそのような記憶のほうが残りがちだったりするものだ。

旅の記憶もそうだ。
どんなに楽しかった度の思い出も、悲しいことに時間の経過とともに少しずつ消えていってしまう。
プライスレスな価値ある時間は、記憶から消え去ってしまうと、もう取り戻すことはできない。

そんなこともあって、いつの頃からだろうか、旅の合間に日記を書くようになった。
日記と言っても、当初は下手な絵日記。
到着地で真っ先に買うものは、いつもスケッチブックとクレヨンだった。

今はさっぱり絵日記は書かなくなってしまい、専らノートにその日の出来事を書き留めている。
と言っても、「◯◯の教会の屋根にネコがいた」「△△のタヴェルナのスープが美味しかった」
「××の木陰でシエスタを楽しんだ」なんて、他愛も無いことをただ書き綴っているだけのものだけど。

それでも、たまに引っ張り出して読み返してみると、既に記憶の片隅から飛んで行ってしまったことも多い。
放っておけば二度と会うことが無かったかもしれない、大切で懐かしい思い出と再会を果たすことができる。
タイムマシンの開発を待つよりも、ずっとずっと現実的だ。

そんな旅の日記も旅の回数を重ねる毎に増えて、何冊かあるのだけれど...
いざ探そうとすると、目当ての日記帳をどこにやったのかを忘れてしまい、部屋のあちこちをひっくり返すこともしばしばで...
まあ、本当に...

人の記憶ほどアテにならないものは無い!。

Photo:
カナダを一緒に旅したスケッチブック
情景はもちろん、匂いや音、温度までもが蘇ってくる
一生の宝物のGraffiti


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