『エーゲ海のねこ シエスタの町から』エピソード・16

皆さんは寝る時に「枕」をお使いのことだろう。

私は常日頃から肩凝りが酷い。
原因はいろいろと考えられるのだけれど...
そのひとつが「枕が合っていない」ことらしい。

あれこれと買い替えてみるものの、しっくりくるものにはなかなか出会えず。
今、何を使っているかというと、大きなバスタオルを適当に丸めたもの。
簡単に好みの形にできるし、おかげでよく眠れるのだけど...、それでも肩凝りはどうにも治らない。

さて、枕。
ヒトはそれを使うのが当たり前だけど、動物たちはどうだろう？。
実は意外に使われていたりする。

野生動物に多いのは、仲間を枕にすること。
安心感があるし、もし危険を察知した時には一斉に逃げることができる。
他にも倒木だったり、土のでこぼこを利用したりと、巧く工夫している。

イヌやネコだってそうだ。
何も活用できるものがない時は、自分の手を枕代わりにしてシエスタを楽しんでいる。
その方がきっと快適なのだろう。

日陰の玄関先にいたこのネコは、その段差を枕にしてお昼寝中。
エーゲ海の涼風が通り抜ける小路。
枕にしたライムストーンがひんやり冷たいらしく、とても気持ち良さそうだった。

毎日こんなところでシエスタできるなんて、羨ましいなぁ...。

Photo:
日向は30℃越えでも
カラカラに乾燥してるから日陰は涼しい
シエスタにはもってこいだ Zzz...

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