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『エーゲ海のねこ シエスタの町から』エピソード・13



「エーゲ海の島々」...と言えば、真っ白な町並みを思い浮かべられることだろう。

爽やかな青空、深い碧の海、涼しげなブルーの窓やドア...
鮮やかな色で微笑みかける、ブーゲンビリアやゼラニウム...
それもこれも、眩いばかりの白壁があってこそ映えるというものだ。

エーゲ海の夏は湿度は低いけれど、気温は連日30度を超える。
なにより、その日射しはとても厳しい。
家屋を白塗りにするのは、そんな太陽光を反射させて、屋内の温度上昇を抑えよう...というわけだ。

今ではペンキで塗られることが多いけれど、以前は漆喰(しっくい)が用いられていた。
因みに、漆喰は石灰(せっかい)の当て字。
エーゲ海の島々は石灰岩で形成されているのだから、その材料には事欠かない。

青い空や海を背景に浮かび上がる、白で統一された町並みは、この上なく美しい。
そんな、白壁だけど...
写真を撮るには、少しばかり厄介だ。

なにしろ、太陽光を反射させるために塗られた白。
つまりは、町中がレフ版だらけ...ということ。
露出を巧く調整しないと、簡単に「白とび」を起こしてしまう。

光が当たった白壁と一緒に、何か暗い色のもの...
例えば、黒ネコとか深い色の服を着た人物を収める場合は、もっと難しい。
大概、どちらかに引っ張られて、白とびか黒つぶれになってしまう。

そんなときは、主役は何なのか?をよく考えるといい。
ヒトは目から入ってきた画像を、脳という秀逸なコンピューターで現像処理をしている。
どんな最新鋭のカメラでも、目で見たように写すのはとてもムズカシイ。

そうそう...
レフ版だらけということは、町を歩いているみなさんにも強い光が、あちらこちらから当てられているということ。
それも、スタジオのライトとは違って、紫外線をたっぷり含んでいる。

町歩きの際には、サングラスと日焼け止めをお忘れなく!。

Photo:
太くてふさふさ、立派な尻尾のねこ
シエスタ中のところを邪魔してしまった
ゴメンね!


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