『エーゲ海のねこ シエスタの町から』エピソード・9

「これって...、ねこ写ってますか?」
たびたびそう尋ねられる作品だ。
もちろん、ちゃんと写っている。
皆さんはおわかりだろうか?。
答えは、鐘楼の左端。
鐘と同じような色なので、少々見え辛いけれど...
段になっているところで、ちんまりとなっている。
この一枚、実は夕陽を撮っている時に、たまたま気付いたものだ。
陽がもう少し高いときは逆光で眩しかったので、初めは全くわからなかった。
しばらくして、何かあるな...と気付いたけれど、てっきり石か何かが載ってるのだと思っていた。
角度を変えて撮ろうと左に数歩動いたら、小さな突起が目に入った。
そう、耳だ。
それでやっと、それがねこだとわかった。
以前、アラスカやカナダで野生動物を追っていた時もそうだったけれど...
動物は動いていないと、なかなか見つけにくいものだ。
特にネコ科のものは、気配を消すことに長けているし。
それにしても...
ねこは本当に夕陽を眺めるのが好きなようだ。
背を向けている姿は、さっぱり記憶に無い。
Photo:
エーゲ海の水平線に沈むお陽さま
人は一日が終わったと感じる瞬間だけれど...
夜行性のねこはどう感じるのだろうか
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ASUHA-明日葉- ファースト・コレクション(写真集)
『エーゲ海のねこ シエスタの町から』
PHP研究所 刊
定価:1350円(税込:1458円)


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