今週の初めに、ギリシャ人の友人Aから珍しいニュースが届いた。
彼が暮らすエーゲ海の島に、雪が降ったというのだ。
いや、雪が降ること自体は珍しくも何ともない。
昨年末、同じく友人のフォトグラファーGが来日している時も、彼の故郷の島は雪化粧を纏っていた。
きっと、このブログをご覧になっている方の多くは
「えっ!、エーゲ海に雪なんて降るの?」
なんて思われることだろう。
日本のテレビや雑誌で紹介されるエーゲ海の様子は夏のものばかりだから、それは無理もないことだ。
実際、多くの方々はハワイのように常夏の地域というイメージを持っている。
だけど、エーゲ海の冬は「普通に冬」なのだ。
だから、夏の間は観光客で賑わう島々も、秋も半ばになれば訪れる人は少なくなるし、ホテルやレストランもクローズしてしまうから、その
従業員たちもアテネなど本土の町へと帰ってしまう。
寒さに加えて、そんな少し寂しい雰囲気が漂う...
それが、エーゲ海の冬の姿だ。
さて、雪の話に戻るけれど、珍しいのはその量。
例年は降っても積もるか積もらないか…、もし積もってもほんの数センチ程度。
それが今回は60センチほども積もったというから驚きだ。
大雪には慣れていないし、公共交通機関も乏しいから、困っていることだろう...
なんて思ったけれど、彼らはギリシャ人だ。
除雪に出動したブルドーザーのショベルにいい大人が入って、陽気にはしゃいでいる動画も一緒に送られてきた。
人々はそんな感じだけれど...
ネコやイヌたちは無事だろうか。
野良生活を送る彼らもまた、シエスタの町の住人だから、心配なところだ。
天気予報によると、日本もこの週末は強い寒気がやってくるとか。
いよいよ冬も本番。
降雪が予想される地域にお住まいの方は、どうかご注意を。
Photo:
友人Aが送ってくれた一枚
彼の両親が経営するスーパーマーケット
エントランスには夏の名残が
※今回の写真は友人が撮影したものをお借りしています
Twitterにも他のカット2点と動画を載せています*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆ASUHA-明日葉- ファースト・コレクション(写真集)『エーゲ海のねこ シエスタの町から』PHP研究所 刊
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